バッテリー接点部の黒ずみ・汚れ対策|測量機器の電源不良を防ぐセルフメンテナンス
- 日常的なセルフメンテナンスをお勧めしています。
- 測量機器が急に電源が入らないといったトラブルは、バッテリー接点の汚れが原因の場合があります。ここでは接点部のセルフ点検と対処のポイントをわかりやすく解説します。
バッテリー接点不良が電源トラブルに与える影響
測量機器の電源が入らない・起動しない原因のひとつが、バッテリーと本体の接点部の接触不良です。接点が黒ずんだり汚れたりすると、電流が流れにくくなり電源不良につながることがあります。
バッテリー接点部のセルフ点検方法
急に電源が入らなくてお困りになったことはありませんか?日常的にできる簡単なチェック手順を紹介します。
点検前の準備
- 測量機器の電源をOFFにし、バッテリーを安全に取り外します。
- 光の当たる明るい場所で接点部を観察できるようにします。
チェックすべきポイント
- バッテリー側および本体側の接点が黒ずんでいないか。
- 接点表面に汚れや油分が付着していないか。
- 接触面が酸化していないか。
汚れや変色が見られる場合、それが電源不良の原因になっている可能性があります。
接点清掃の具体的手順と注意点
接点不良が疑われる場合、簡単な清掃で改善することが多いです。
必要な道具
- 耐水ペーパー(目の細かい2,000〜3,000番程度)
※バッテリー側接点は金メッキされている場合があるため、目の細かいものをおすすめします。
清掃手順
- 接点部分の黒ずみや汚れを耐水ペーパーで軽く磨きます。
- 磨いた後、埃や削りカスを取り除きます。
- バッテリーを元に戻し、電源ONで改善を確認します。
清掃時の注意
- 強くこすりすぎると接点を傷つける可能性があるため、優しく処理してください。
- バッテリー側接点部は金メッキが施されている場合があります。金メッキ部分を磨きすぎると保護膜が損なわれる場合があります。ご注意ください。

よくある症状と対処例
以下のような電源トラブルが見られた場合、それぞれの可能性を確認します。
- 電源がまったく入らない
- バッテリー残量や接点汚れをまずはチェックください。それでも起動しなければ別バッテリーをお試しください。
- 電源が一瞬入って消える
- 接点不良や接触の悪さ、バッテリー劣化の可能性があります。
- 起動が不安定
- 内部要因の可能性あります。専門点検を検討ください。
セルフメンテナンスのコツと避けるべき行為
セルフ点検のコツ
- 定期的にバッテリー接点の状態を目視チェックする。
- 電源不調を感じたら早めに点検する。
- バッテリーは清潔な環境で保管する。
避けるべきNG行為
- 接点に油分や不適切な研磨剤を塗布する。
- 粗い工具で強く擦る。
- 端子を無理に曲げたり、乱暴に扱う。
これらはさらなる接触不良や機器損傷につながる可能性がありますので、取り扱い時はご注意ください。
専門点検(プロによる調整)の必要性
セルフメンテナンスで改善しない場合や内部的な異常が疑われる場合は、専門業者による点検と校正をおすすめします。国家標準に基づく点検で安定性と精度を維持できます。
よくある質問(FAQ)
- Q:接点部の黒ずみはどのくらいの頻度でチェックすべき?
- A:使用頻度に応じて定期的(月1回程度)に目視で確認しましょう。
- Q:耐水ペーパーがない場合は?
- A:まずは柔らかい綿棒で汚れを落としてみて、改善がなければ耐水ペーパーを使用ください。
- 清掃しても改善しない場合は?
- バッテリー交換を検討してください。
まとめ|バッテリー接点部不良の予防と対策
バッテリー接点部の黒ずみや汚れは電源不良の原因になりやすく、セルフチェックと簡単な清掃で改善できることが多いです。業務に支障をきたさない日常的な点検習慣が大切です。
年に1度の点検調整の実施を推奨します
~ジオマーケットでの点検調整をお勧めいたします。お気軽にお問い合せください。~
JSIMA(日本測量機器工業会)では年に1回の点検調整を推奨しています。
普段のメンテナンスも勿論大事ですが、点検調整から1年を経過しますと、年較差40度以上となり、機械もズレが生じることがあります。
精度チェックはお客様ご自身でもできますがあくまでも簡易的なものです。国家標準に基づいた校正基準機のある専門業者にお任せください。
- 機器の状態によって、調整期間、費用は異なりますので、先ずはお問い合わせください。
- 修理の場合は、別途見積となります。
- 校正証明書の発行も可能です。