測量機器の電源が入らない・起動が遅い原因は?故障を防ぐ正しいON/OFFとデータ管理術
- 現場で使う測量機器は電源操作が基本です。
- ここでは、電源ON/OFF時の注意ポイントとトラブル予防のコツ、日常的にできるセルフ対策をわかりやすく解説します。
測量機器の電源操作が重要な理由|安定動作とデータ保全の基本
電源ON/OFFの操作はただスイッチを入れるだけと思われがちですが、誤操作は機器やデータに影響を与えることがあります。適切な手順と注意点を把握して、安定した現場運用を実現しましょう。
データ保存の仕組み
最近の測量機器はWindowsのようにのOSで動作している機器もあるため、PCと同様に終了処理に時間がかかる場合があります。
従って、電源のON/OFFの誤操作は、正しくデータが保存されない場合があるので、ご注意ください。
電源ON時のチェックポイント
電源を入れる際に確認すべき基本ポイントと落とし穴を解説します。
起動時間と動作確認
- 電源を入れてから起動までの時間をチェック
- 現場数、データ量が多くなると起動が遅くなるので、過度に起動が遅い場合は不要なデータを整理し、次回以降の負荷を減らしましょう。
データ保存とバックアップの重要性
- 日常的にこまめなバックアップを行うことで、不要な起動遅延やデータ損失を回避できます。現場から戻った際、そのまま機器を放置せず、計測データのバックアップを心掛けてください。
電源OFF時の注意ポイント
電源を切る際のNG操作と安全な手順について説明します。
バッテリーの取り外しタイミング
- 電源OFF直後にバッテリーを抜くのは危険です。
- 内部でデータ保存処理が継続している可能性があるため、画面が消えた後も少し時間を置きましょう。
トラブル防止の基本ルール
- 画面が消えた直後のバッテリー抜きは故障やデータ破損リスクを高めます。必ず保存処理完了を待つことが重要です。
- タッチパネルの画面が消えてからも、本体内でデータの保存処理中の場合があります。特にデーター量が多い場合は要注意です。
よくある電源時のトラブル例と対処法
源操作中に起こりやすい代表的なトラブルと、現場での簡易対応例を紹介します。
- 電源が入らない/起動しない
- バッテリー残量のチェックし、起動しなければ別バッテリーでの再試行を実施ください。
- バッテリーの接合部分に汚れがあって起動しない場合もあります。バッテリーの接合部分の汚れが無いか確認ください。
・バッテリー接点部の黒ずみ・汚れ対策|測量機器の電源不良を防ぐセルフメンテナンス
・測量機器のバッテリー接点不良とは?電源トラブルを防ぐセルフ点検と清掃方法 - 起動が極端に遅い
- 現場データが増えれば増えるほど、データ量は膨大となり、機器に負荷がかかります。不要データの削除やバックアップを実施し、次回負荷を削減ください。
- データが消失した
- データ保存完了を待たずにバッテリーを外した可能性があります。
タッチパネルの画面が消えてからも、本体内でデータの保存処理中の場合があります。しばらく時間を置いてからバッテリーを外してください。
電源ON/OFF時のセルフ対策と注意するポイント
日常的に注意したい電源操作のポイントをまとめました。
安全な操作の基本習慣
- 電源ON/OFFのタイミングを一定の手順で行う
- 現場データのバックアップを定期的に実施し、データ整理を「日常メンテナンス」として習慣化する
- 不要データの整理・削除をこまめに行う
注意すべきNG行為
- 急いで電源ボタンをON/OFFしない
- 起動に時間が掛かりすぎるからと言って、電源ボタンを押さない
- タッチパネル画面が消えたすぐ後にバッテリーを抜かない
- 電源切ると同時にバッテリーを直接外す
※これらは機器トラブルやデータ損失のリスクを高めますので絶対に避けましょう。
専門校正(プロによる点検調整)の必要性
日常的なセルフメンテナンスは基本的なトラブル防止には有効ですが、精度や電源系統の内部チェックなどはプロの点検での確認が必要です。
測量機器は精密機器ですので、JSIMA(日本測量機器工業会)に基づく年1回程度の専門校正で性能を安定化させることをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
- 電源が突然入らなくなった場合は?
- バッテリー残量や接点の汚れを確認し、状況が改善しない場合は点検・修理を検討してください。
- バックアップのおすすめ頻度は?
- 計測データの紛失・破損となっては、一日の作業が無駄になってしまいますので、現場ごとに作業データのバックアップを習慣づけましょう。
まとめ|電源操作の注意点とセルフ対策の要点
測量機器の電源ON/OFFは基本動作でありながら、精度やデータの安全性に直結します。
正しい電源操作と日常的なセルフチェック、定期的な専門点検を組み合わせることで、現場でのトラブルを未然に防ぎましょう。
ジオマーケットでの点検調整について
~ジオマーケットでの点検調整をお勧めいたします。お気軽にお問い合せください。~
JSIMA(日本測量機器工業会)では年に1回の点検調整を推奨しています。
普段のメンテナンスも勿論大事ですが、点検調整から1年を経過しますと、年較差40度以上となり、機械もズレが生じることがあります。
精度チェックはお客様ご自身でもできますがあくまでも簡易的なものです。国家標準に基づいた校正基準機のある専門業者にお任せください。
ジオマーケットでの点検調整について
- 調整日数:お問い合わせください。
- 概算:お問い合わせください。
- 機器の状態によって、調整期間、費用は異なりますので、先ずはお問い合わせください。
- 修理の場合は、別途見積となります。
- 校正証明書の発行も可能です。